いつも大変お世話になります。
コタニ株式会社、代表の小谷哲也です。
2019年10月1日、コタニは、おかげさまで第57期を迎えることができました。
この長きにわたり会社を継続できたことに、大変感謝申し上げます。
前回の担当号で、私は経営者の大切な仕事は、
強い事業を作ること、またその強い事業を成長曲線に乗せることで、
お客様にとっての全く新しい選択肢をご提供でるようになるという事が
価値があることですと書かせていただきました。
第57期も引き続き、この考えを大きな柱として
3つの事業に力を入れていきます。
1つ目は、シール事業です。
シール事業は、これまで56年間やってきたビジネスで、
コタニのコアとなっております。
シール事業は、定期的にお客様のところに訪問させていただくことが、何より大切であります。
定期的に訪問させていただくことにより、お客様から様々なお困り事をお聞かせいただくことが重要な仕事です。
その気持ちと行動でお客様に貢献していきたいと思います。
2つ目は、輸入品事業です。
輸入品については、30年のお付き合いがあるイギリスとスロベニアの
パートナー企業を中心に、彼らの他の商品についても、
どんどん取り扱っていこうと考えています。
また、ここ最近は、海外規格のパッキンによる輸出のサポートに関して
ニーズが非常に高まってきており、引き続き、注力していきたいと考えています。
3つ目は、ランプ事業です。
ランプ事業は、ここ3、4年で売上が10倍になりました。
今期も、しっかり力を入れていきますが、
3つの事業の中で、ここが一番大きく変わります。
今期は、これまでのランプ事業の経験を活かし、
設計、開発の段階から投資をし、OEMで我々が
メーカーの立場になります。
具体的には2つありまして、
1つは、従来通りの無電極ランプの改良版。
もう1つは、先日、船舶の展示会バリシップ2019でもPRしました
高天井用と船舶用のイーネスライトです。
OEMの形を取ることで、販路を自由に選べるようになり、
海外も視野に入ってきます。
水銀灯の製造輸出入が禁止となる水俣条約というのは、
世界共通のものであり、日本だけの話ではありません。
実際、環境問題に対する意識は、世界的にも高まってきており、
水銀灯からの置き換え照明として、今期は、海外にも打って出ようと
考えています。
最後に、コタニの50年を超える歴史を振り返ってみますと、
30年前に輸入品をやり出したことが、大きな岐路になっています。
おそらく、今期のランプ事業は、後々振り返ってみたときに、
コタニがもう一段大きく成長した岐路になると、考えております。
今期、これら3つ全ての事業を、全社員で取り組んで参ります。
57期も引き続き、何卒、よろしくお願い申し上げます。
コタニ株式会社
代表取締役社長
小谷哲也