3. シール関連の規格類
JIS B 8394-2:2000 「油圧-組合せシール用ハウジング-寸法及び許容差-第2部ロッドシール用ハウジング」
この規格は、前回のJIS B 8394-1 の組合せシールのロッド用ハウジングを定めたものです。内容は全く同じです。
A タイプ
この規格は、前回のJIS B 8394-1 の組合せシールのロッド用ハウジングを定めたものです。内容は全く同じです。
JIS B 8395:2000 「油圧・空気圧システム及び機器-シリンダ-往復動用ワイパリングのハウジング-寸法及び許容差」
この規格は、ISO 6195-1986 Fluid power systems and components-Cylinders-Housing for rod wiper ringsin reciprocating applications-Dimension and tolerances を翻訳した規格です。
油圧・空気圧シリンダの往復動用シリンダ用ピストンロッドに使用するワイパリングのハウジングの寸法と許容差を規定したものです。従来、ダストシールやスクレーパなどの用語が用いられていましたが、この規格でワイパリングと言う用語に統一されました。次の3タイプのハウジングがあります。
A タイプ:弾性体のワイパリングを保持するために溝加工をするか、押え板を使用する抜け防止形ハウジング
A タイプ
B タイプ:ハウジングに圧入するような固い補強材をもつワイパリング用圧入形ハウジング
B タイプ
C タイプ:弾性体のワイパリングを保持するために溝加工をしたはめ込み形ハウジング
C タイプ
すでに述べておりますように、シール関連のISO規格と同様にワイパリングの形状や材料についての規定はありません。また性能についても規定はありません。最新のISO版では組合せワイパリングタイプのハウジングを追加されているようです。まだJISは改正されていません。この規格に対して、国内のシールメーカでの対応は不十分です。早急の対応を期待したいと思っています。( 続く)
「テスニット」 ノンアスベスト ジョイントシート (DONIFLEXG) |