ガスケットとパッキンの違い

最終更新日: 公開日: 2024/05

シールとは

ガスケットパッキンの違いについて知る前に、「シール」について知る必要があります。
 
日本産業規格JIS B 0116によるとシールの定義について、下記の記載があります。

流体の漏れまたは外部からの異物の侵入を防止するために用いる装置の総称

 
例えば配管と配管の接続部など、流体が漏れてしまう箇所の密封装置としての役割を果たしています。
一部シール材を除き、漏れゼロを要求されることが基本項目となります。

 

パッキンとガスケットの違いは?

シール材は「パッキン」と「ガスケット」の2つに大きく分類することができます。どちらも同じ密閉用のシールですが、使用箇所が異なります。

 

 

機能的にはどちらもシール材には変わりはなく、使用される場所によって言い方が変わるだけです。
実際には、パッキンガスケットは明確に区別されることなく使われていることが多いです。
 
例えば、Oリングパッキンとして認識されることが多いのですが、
Oリングは使用用途によってパッキンともガスケットとも呼ぶことができます。
 
またメーカーやお客様によっては、運動用のシール材をガスケットと呼んだり、
固定用ガスケットを「フランジパッキン」、「平パッキン」、「ユニオンパッキン」などと呼んでいるケースもあります。
しかし「フランジパッキン」の例では、正確にはフランジ「ガスケット」と呼称されることが望ましいです。
このブログをお読みいただいた方にはお判りかもしれませんが、
なぜなら、フランジは運動用・動く接続部品ではないからです。

 

ガスケットとは?

それでは固定用途のガスケットについて、詳しくみていきたいと思います。
 
ガスケットはボルトや専用器具にしっかり固定されて、気密性や液密性を保つ役割があります。
 
一口に「ガスケット」といっても様々な材質があります。
 
以前は、アスベスト(石綿)を問答無用で材質選定しても、
生産稼働上に問題無く使用できたケースがほとんどでした。
 
というのも、アスベストは耐熱性耐薬品性/耐摩耗性/絶縁性など、
シール材に要求される項目を十分に満たすことができる材質だったからです。
 
しかし、人体に深刻な健康被害が及ぶことが原因で、
平成18年9月より重量0.1%以上の含有製品の製造など禁止されました。
 
現代ではアスベストには代替材質がないため、様々な材質から適切な選定を求められます。

 

▽ガスケットの材質・種類

  1. ジョイントシート
  2. ゴム
  3. PTFE(フッ素樹脂/テフロン™)
  4. メタル
  5. ワッシャー
  6. 液状ガスケット
  7. テープシール

 

ガスケットの材質・種類

ここからは、ガスケットの種類別に詳しく見ていきましょう。

 

  1. ジョイントシート
  2. 無機繊維・無機充填剤・ゴムなどを配合した、アスベスト非含有の材質です。
    ガスケットの材質では、最も代表的と言えます。
     
    安価で汎用性や入手性の高さが特徴的です。
    またジョイントシートメーカー各社で豊富なラインナップを有していますので、
    様々な環境での採用を検討することが可能です。

     

  3. ゴム
  4. 静的箇所に使用される場合、Oリングもガスケットと呼ぶことが可能です。
    小さい締め付けトルクでも効果を発揮します。
     
    バイクでは、キャブレター本体(上部)とフロートチャンバー間、サーモスタットケースとカバー間に使用されています。
     
    Oリングはへたると機能しなくなったり、劣化による燃料漏れするので要注意です。
    装置を分解したら毎回新品のものに交換する必要がありますので、万が一に備えてOリングセットを購入しておくと安心です。

     

  5. PTFE(フッ素樹脂/テフロン™)
  6. PTFEは樹脂製のガスケットです。耐薬品性耐熱性を求められる箇所に使用され、入手性も良いです。
     
    ただし熱による影響を受けやすく、PTFEの線膨張率は金属の10倍程度数値が大きくなります。
    保管時の温度管理が求められ、製作・加工時には一定の温度帯に保った環境にする必要があります。

     

  7. メタル
  8. メタルガスケットは金属系のガスケットです。
    主に圧力・温度の高い箇所のシールに適しており、バイクにはシリンダヘッドに使われています。
    銅やSUSなど様々な材質がガスケットに採用されています。
     
    メタルガスケットは繰り返し使用することができないので取り外した場合は毎回新品に交換しましょう。

     

  9. ワッシャー
  10. 機械部品として使用されるワッシャーに多いのは、銅ワッシャー・アルミワッシャーです。
    柔らかく潰れやすい銅やアルミが良く使用される材質です。
     
    銅ワッシャーを装着したら液漏れがないか確認して、変形してしまったら必ず交換しましょう。
    ホームセンターでも販売されているので、変形したワッシャーを持っていきサイズを確認して購入しましょう。

     

  11. 液状ガスケット
  12. 液状ガスケットはガソリンや排気漏れ予防のために極少量塗布して使用できます。
    シリンダヘッドの固定ボルトの締め付けトルクを許容範囲内で最大まで締め付けて使用します。
     

  13. テープシール
  14. テープシールは気密性・液密性を保つため、部品や配管など静止している部分に使用されます。

    そのため、ガスケットを選ぶ際には材質の特徴をよく抑えた上で材質を選定する必要があります。

パッキンとは?

それでは往復や回転をはじめとする運動用途のパッキンについて、詳しくみていきたいと思います。

パッキンは、耐摩耗性のように伸びや引張強さが影響する機械的強度が求められます。代表的な用途としては、上下の往復運動による圧力をエネルギーに変換する役割を持つ、シリンダーが挙げられます。シリンダーにおいては、ピストン部・ロッド部を主として、様々な箇所で使用されています。
 
また一口に「パッキン」と言っても、用途に合わせて様々な種類の形状がございます。

 

▽パッキンの種類

  1. Oリング
  2. Uパッキン
  3. オイルシール
  4. グランドパッキン
  5. メカニカルシール

 

パッキンの種類

ここからは、パッキンの種類の一部を詳しく見ていきましょう。

 

  1. Oリング
  2. 工業用シール材として、最も知名度・入手性の高いシールです。断面がO形状で、装着のしやすさや低価格である点が特徴です。
    断面が×の場合は、Xリング。■の場合は、角リングと呼ばれています。

     

    下記にも詳しく解説しておりますので、ご参照下さい。

     

  3. Uパッキン
  4. 名称の通り、断面がU形状のパッキンです。

    リップによりシールする、リップパッキンに代表されます。

    リップの広がりによってシールする、往復運動用パッキンです。

     

  5. オイルシール
  6. Uパッキンと同様でリップによりシールする、代表的な回転用シール材です。
    多くはゴム・バネ・金属環から構成されます。
     
    下記にも詳しく解説しておりますので、ご参照下さい。

     
  7. グランドパッキン
  8. ポンプの軸封部やバルブで採用されることが多い回転用シール材です。

    また潤滑のためにも適度な漏れが要求されます。

    使用上の注意点としては、増し締めが必要となります。

     

  9. メカニカルシール
  10. こちらもポンプで多く採用される回転用シール材です。

    特徴としては、高温・高圧環境や高速回転用として使用できます。

    4.グランドパッキンよりも圧力・回転の面において、幅広い領域で検討することが可能です。

よくあるシール関連用語のQ&A

ガスケットとパッキンの違いの他にも、よく聞かれるシール関連用語の違いをまとめています。

ガスケットとワッシャーの違い

ガスケットとワッシャーは役割と使用箇所が違います。
ガスケットとは、主に配管フランジなどの静止部分に使用され、隙間を埋める工業用のシール材です。接合部から流体の漏れを防ぎ、外部からの異物混入を防ぐ役割を担っています。
一方、ワッシャーとは、ねじと被締結物の間に挟む金属板のことで、一般的にはゆるみ止めの用途で使われることが多いです。使用される材質には、鉄やステンレス製以外にもゴムやシリコン、プラスチックなどの素材があります。締結部分の材料を傷つけないようにしたり、機密性を高めたりする役割もあります。

パッキンとシールの違い

パッキンはシール材の1種です。
シールとは、流体(液体・気体・プラズマ)の漏れや、外部からの異物の侵入を防止する為に用いられる機械要素(部品)の総称です。日本産業規格(JIS B 0116:パッキン及びガスケット用語)では、シールをシール面との相対運動から、パッキン(運動面シール)とガスケット(静止面シール)に分類しています。よく違いを聞かれますが、シール=パッキンということになります。

Oリングと平パッキンの違い

どちらもシール材であり役割はほぼ同じですが、断面形状が異なります。
Oリングとは、断面形状が文字通りO形(円形)をしたリング状のシールで、動く場所にも静止部分にも使われます。平パッキンとは、断面形状が平らなパッキンで主に動く部分に使われます。両方ともシール材としての機能を持ちます。

パッキンとワッシャーの違い

使用箇所、役割が違います。
パッキンは、ピストン、バルブポンプなど回転したり往復運動したりする動く部分に使われるシールで、運動用シールとも呼ばれます。ワッシャーは、ねじと被締結物の間に挟む金属板のことで、一般的にはゆるみ止めの用途で使われることが多いです。

ガスケットとフランジの違い

ガスケットはシール材でフランジは配管材です。
ガスケットは、配管フランジや容器の蓋のような機器・装置部分の静止部分に使われるシール材の総称です。フランジとは、パイプとパイプを接続するために使われる部品のことです。フランジは基本配管で多く使用され、配管の中をメンテナンスしやすくするためや、組み立てを簡単にするためなどの理由で使われています。

Oリングとシールリングの違い

どちらもシール材としての機能を持ちますが、形状が違います。
Oリングとは、断面形状が文字通りO形(円形)をしたリング状のシールで、動く箇所にも静止箇所にも使われます。シールリングとは、スプリングなどによって軸方向に動くことができるシール材でメカニカルシールの一部です。また断面形状が複雑なシール材に対してつけられることもあります。使用される箇所や機械などによって形状は異なります。

軸シールと面シールの違い

使用箇所が違います。
軸シールとは、ポンプの回転軸部分で使用され「軸封装置」とも呼ばれます。使用される代表的なシールには「グランドパッキン」、「メカニカルシール」があります。面シール=ガスケットです。フランジ用のガスケットは、点ではなく面でシールすることから「面シール」と呼ばれることがあります。ガスケットは主に静止箇所で使用されるシール材です。

ユニオンパッキンとOリングの違い

どちらもシール材の役割を果たしますが使用箇所が違います。
ユニオンパッキンとは、配管継手の一種であるユニオンに使用するシール材です。パイプとの隙間を埋めて、漏れを防ぐ働きをします。Oリングとは、動く場所にも静止部分にも使われるシール材です。圧力を与えることにより接触圧力(反発力)が発生し、シール(密封)することができます。

ゴムパッキンとOリングの違い

どちらもシール材で、ゴムパッキンの中にOリングは含まれる場合があります。
ゴムパッキンは、文字の通りゴム素材でできたパッキンの総称です。使用されるゴム素材は、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムなどがあります。パッキンは主にバルブポンプなどの運動箇所に使用されます。Oリングも同じくシール材であり、断面形状が「O」をしているためこのように呼ばれます。ニトリルゴムのようなゴム材質を使われることが多く、形状がシンプルなことから、取り付けが容易にでき汎用性が高いことも知られています。ゴム製のOリングが運動用で使用される場合ゴムパッキンと呼ばれることもあります。

オイルシールとOリングの違い

どちらもシール材ですが、密封原理が違います。
オイルシールとは、機械製品に使用される潤滑油をはじめ、水、薬液、ガスなどが機械の隙間から漏れるのを防ぐためのシール材です。リップパッキンと呼ばれる形状が唇(リップ)の形をしているパッキンに分類され、リップ部分を軸に押し付けてシール(密封)します。Oリングとは、断面が「O」の形状をしており、動く部分にも静止部分にも使われるシール材です。スクイーズパッキンに分類され、リングの断面を圧縮してシールします。

UパッキンとXパッキンの違い

どちらも往復運動用パッキンとしての機能を持ちますが、漏れ止めの原理や断面形状に違いがあります。
Uパッキンは、リップパッキンと呼ばれる形状が唇(リップ)の形をしているパッキンに分類されます。液体や気体の圧力がかかると、リップの先端部分には流体以上の圧力がかかって往復運動の摺動面に密着し、その密着力によって漏れを防止します。断面が「U」の形状をしており、油圧シリンダーやエアーシリンダーなどのロッドやピストン部分に用いられています。Xパッキンは、断面が「×」の形状をしておりXリングとも呼ばれるシール材です。スクイーズパッキンに分類され、溝に装着した時圧縮つぶし代を与えて密封します。運動用・固定用の両方に使用されます。ねじれにも強く、往復運動や一部回転運動にも使用できます。

Oリング 固定用と運動用の違い

用途によって使い分けられ、求められる特性が若干異なります。Oリングとは断面形状が「O」のシール材です。Oリングは用途に応じて固定用(ガスケット)としても運動用(パッキン)としても使用可能です。JIS(日本産業規格)では、運動用Oリング(P)、固定用Oリング(G)と種類分けされています。運動用Oリングは、摩擦や摩耗に対応する弾性、固定用Oリングは圧力や薬品などに対し長期的に安定してシールする性能が求められます。

Oリングとワッシャーの違い

使用箇所、役割が違います。Oリングは断面形状が「O」のシール材です。運動箇所にも静止箇所にも使用され、リングの断面を圧縮してシールします。ワッシャーとは、ねじと被締結物の間に挟む金属板のことで、一般的にはゆるみ止めの用途で使われることが多いです。

角リングとOリングの違い

どちらもシール材ですが、使用箇所が若干異なります。角リングとは、断面が角形のリング状で固定用として使用されます。真空ガスケットとも呼ばれ真空フランジの溝に装着して使用されることも多いです。Oリングは断面形状が「O」をしているシール材です。角リングと違い、運動箇所にも静止箇所にも使用されます。

シール面とシート面の違い

シール面とは、シール面は流体の流れを隔てて密封する面を指します。
シート面とは、フランジなどのシートを挟み込む場所を指します。ガスケット座面と呼ばれることもあります。

UパッキンとOリングの違い

どちらもシール材ですが、密封原理と使用箇所が異なります。
Uパッキンとは、文字通り断面形状が「U」の形状をしたパッキンです。
リップパッキンに分類され、往復運動用途にて最も多く使われるパッキンです。
Oリングは、文字通り断面形状が「O」の形状をしたパッキンで、運動箇所にも静止箇所にも使用されるシール材です。スクイーズパッキンに分類されます。

ガスケットとOリングの違い

どちらもシール材としての役割を持ちますが、使用箇所が異なります。
ガスケットは、配管フランジや容器の蓋などの機器・装置の静止箇所に使用されます。Oリングは、断面形状が文字通り「O」の形状であり運動箇所にも静止箇所にも使用されるシール材です。

ガスケット全面座と平面座の違い

形状が違います。
全面座とは、フランジ面が全面平らになっている構造のガスケット座です。
主に低圧用に使用されます。平面座とは、ガスケットを装着する部分がボルトの通る部分より盛り上がって段がついた構造になっています。比較的高圧用のフランジガスケットとして使用されます。詳しくは以下をご参照ください。

シートガスケットのメーカー紹介

ここからは、シートガスケットの国内メーカーと海外メーカーを数社ずつご紹介します。

日本のシートガスケットメーカー

まずは、日本国内にあるシートガスケットメーカーです。

世界のシートガスケットメーカー

続いて世界の有名シートガスケットメーカーを見ていきましょう。

コタニが販売するガスケットメーカー“DONIT TESNIT”

シールの専門商社コタニは日本総代理店としてDONIT TESNIT製品を日本国内のお客様に販売しています。ここからはDONIT TESNIT社について詳しく紹介します。

スロベニアのガスケットメーカーDONITとは

DONITは中央ヨーロッパの国スロベニアのメドヴォデ市に本社を構える固定用シールのすべてのニーズに答えるガスケット専門メーカーです。DONIT社製品の製造は全て本社があるスロベニアで行われており、ガスケットを1つの工場で全て生産するヨーロッパ最大の単一拠点生産を行っています。

DVGW(独ガス水道協会)やWRAS(英国水道規格)、ABS(米国船級協会)など各業界から求められる規格・認証を取得し、高品質でコストパフォーマンスが優れたガスケットを世界70か国以上、500社以上のお客様に供給しています。供給先は食品、ガス、水道、化学薬品、造船、発電所など多岐に渡ります。

様々な導入実績からのノウハウが蓄積されており、正しいガスケット取付に関する相談、顧客のシールソリューションに合わせた試験方法の設計、トラブル解決提案なども行っています。

DONIT社沿革】
1946年 設立
1982年 ノンアスベストガスケットシートの製造開始
2000年 アスベストの製造を中止
2012年 中国に子会社を設立
2015年 米国に子会社を設立
2020年 ドイツに子会社を設立、ガスケットのオンライン販売開始
※コタニは1997年よりDONIT社の日本総代理店となりました。

他ガスケットメーカーとの違い

  1. 環境配慮(エコバディス)
  2. Ecovadis(エコバディス)とは、フランスにある企業サステナビリティの評価機関です。
    日経ESG Specialの特集ページでは、以下のように説明されています。

    フランスのEcoVadis(エコバディス)は世界160カ国、9万5000社以上の企業に評価を実施するサステナビリティ・サプライチェーンの評価会社。
    「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な資材調達」の4分野で企業のCSR方針や施策、業績を評価する。
    今や企業経営にサステナビリティは必要不可欠な要素であり、企業のブランド力向上、資金調達コストの削減、リスク管理などの観点から避けて通れない重要課題となっている。

    ESG経営の重要性が高まる昨今において、より普遍的な判断価値の高い組織による評価が、ビジネスパートナーからの信頼に直結すると言っても過言ではありません。
    数多くの外資系企業が登録しており、登録済みの日本企業は僅かで、まだまだ登録が遅れているのが現状です。
    現に、日本企業は全体の約4%程度に留まっていると言われています。

    DONIT TESNIT社は、エコバディスのCSR評価における「Ecovadis Silver Medal」を受賞しており、製造工程において様々な環境配慮を講じた企業です。
    例えば工場付近にも住居者が多く、また工場の真横に流れる川では魚が泳いでおり、釣り人が多いくらい、クリーンな排水を心掛けています。
    またアスベストが多用されていた1982年時点で、世界初のノンアスベストシートガスケットを製造しており、環境へ配慮する社風が長期間にわたって守られています。

    「海外の取引先が、エコバディスからの評価を受けた製品で指定している。」というケースがあった際は、是非弊社が総代理店を務めますのDONIT TESNIT製品をご検討ください。

一押し商品BA-U

弊社がおすすめしているシートガスケット『BA-U』について、紹介いたします。

BA-UはDONIT社の汎用ガスケットで、ガス及び飲料水供給用、食品業界、造船業界など幅広い分野で使用できるよう設計されています。

  1. 海外規格
  2. BA-Uが準拠している、海外規格について紹介いたします。
    1材質でありながら、非常に多種多様な海外規格に準拠していることが分かります。

  • ABS[アメリカ・船級協会]
  • AGA AS 4623[オーストラリア・ガス協会]
  • BAM(Oxygen)[連邦材料試験研究所]
  • DNV GL[ノルウェー・船級協会]
  • DVGW DIN 30653[ドイツ・ガス水道協会]
  • DVGW DIN 3535-6[ドイツ・ガス水道協会]
  • DVGW W270[ドイツ・ガス水道協会 材料の飲料水用認定]
  • EC 1935/2004[欧州における食品接触材規則]
  • ELL[DVGW(ドイツ・ガス水道協会)水技術センター]
  • SVGW DIN 3535-6[スイス・ガス水道協会]
  • TA Luft(VDI 2440)[ドイツ・大気汚染防止の技術指針]
  • WRAS[イギリス・水道規格]
  1. 国内実績
  2. 弊社から国内で販売実績のある、お客様の業界を紹介いたします。

  • 衛生陶器(洗面器)
  • ブロワーメーカー
  • エネルギー
  • 鉄鋼・製鉄
  • 鉄道

BA-Uの詳しい製品情報は以下をご確認ください。

まとめ

シール、ガスケット、パッキンなどのワードが混在している方も多いかと思いますので、この記事で各ワードの違いが分かっていただけると嬉しく思います。
またガスケットに特化してメーカーの紹介もさせていただきました。各使用条件において、どのガスケットがふさわしいのか分からないという場合は、弊社に問合せいただければ選定いたします。

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