9月29日奈良にある日本バルカー工業のガスケット講習会にコタニの新卒1・2・3期生で行ってきました。
講習は座学・実技で分かれており、
他社の方々と合同でするのかと思いきやコタニ1社で講習を受ける密着型の講義でした。
午前中はガスケットの基本的な知識を学びました。
ガスケットサンプルを見ながら商品について説明を受けました。
また質問はその場でできたので、不明点はその場で解消しました。
あまりにも質問が多かったので、講義予定時間ぎりぎりに・・・・。
それでも講義をして下さった方は時間ギリギリまで丁寧に回答してくださり、講義を無駄にしないという気持ちがこちらにも伝わってきました。
「締め付け力を均等にしないとシールがうまくできない」
勉強会でも聞いていた話でしたが、そもそも締め付け力って??均等にならないのはなぜ?と全く想像が出来ませんでした。
そこでいざ、ガスケットを締め付けてみると...
全くと言っていいほど閉まらない...、閉めれば隣が緩む...、一度で締め付けようとしてしまう...と全く締め付け力が均等になりませんでした。
そこでトルクレンチや、パソコン管理画面を見ながら均一に閉めていくとなんとか成功。
現場の方の大変さがこのとき分かりました。
次に
ガスケットの応力緩和についてのクイズをしました。
予め予想していたのとは全く違う結果に一同騒然・・・・。
またどのくらいの締め付け力でシールができるのかバルカー6500と7020で比べてみました。
また漏れ実験ではペーストの塗りすぎ、
締め付けすぎでどのくらいガスケットの形が変わるのかを見ました。
座学で学んだことをここで体感できました。
次にグランドパッキンの外し方取り付け方を学びました。
締め付けたパッキンを外すのが難しいこと
パッキンを入れるとき向きがあるので確認すること
均一な力でネジを締め付けないと漏れるということ
を実際に自分たちで確かめながらはめ込んでいきました。
バルブやポンプに入っているグランドパッキンの取り替えをしたのでより実践に近い形で学ぶことができました。
これで一日の講義は終了です。
最後に終了証書もいただきました。
今回講義を受けて、実際に現場で作業されている方が
溝にガスケットがはめにくい、
交換の手間がかかる、
という苦労が体で経験できました。
また現場の方の、ガスケットを締める「感覚」を身につけるためには時間が必要だということ、それを次の方に継承していくことの難しさも同時に知ることができました。
こうすると、どこがどう悪くなり漏れにつながるのか、これは普段の仕事上では確認できないことなので、ここでしか学べないことだとも感じました。
今回受講しましたバルカー講習会は、どなたでも参加することができ、初級編、中級編と内容も分かれているため参加者のレベルに応じて学ぶことができます。
締め付け力などはパソコンでどのくらいの力加減でどのくらい締め付けているのかを実際に数値で見ることができるのでご興味のある方是非一度弊社にお問い合わせ下さい!