NKジョイントリングについて
NKジョイントリングは未加硫の押出成形コードを接合して製造するつなぎOリングです。製作最小内径φ60~製作でき、サイズの上限もなく、新規金型も不要なのでコストパフォーマンスに優れています。
NKジョイントリングのメーカーであるノーザンエンジニアリング(NES)社は押出成形時にレーザー方式で線径精度を確保するため、極めて高い寸法精度のOリングが出来上がります。
またFDAやUSP class Ⅵなどの海外規格に準拠した材料でも製造ができます。
NKジョイントリングの特徴
- 新規金型を用意せずOリングをオーダーメイドで製作できます
- 製作最小内径φ60~製作できます
- 製作できる内径のサイズに上限がありません
- 金型成型に迫る精度の寸法許容差で製作できます
- 接着剤を使用していないため、接合部の硬化がありません
- パーティングライン(バリ線)がありません
- FDA、USP class Ⅵなど、海外規格に準拠した材質もあります
用途・実績例
高品質が要求される真空装置、鉄鋼、石油化学、食品などの最先端の工業分野に製品を供給しております。液晶製造装置などの真空装置にも多数使用されています。
おもに使用される業界
自動車、物流・輸送機器、工業材料・素材、民生用電子機器、半導体・液晶、化学・石油、精密機器、金属加工・アセンブリ、建築・土木・エンジニアリング、通信機器、機械、産業用電子機器、食品・薬品製造業、鉄鋼・非鉄金属
NKジョイントリングのサイズと製作可能材料
各材質の製作サイズに関してはPDFアイコンをクリックしてダウンロードして下さい。
NKジョイントリングのひっぱり試験報告
NKジョイントリングのジョイント部分です。継目もほとんどわかりません。
NKジョイントリングのつなぎ部分の強度を証明する試験を行いました。接合部分は強いひっぱりを加えても、問題なく使用できる強度があります。
NKジョイントリングのつなぎ部分の強度を証明する試験を行いました。接合部分は強いひっぱりを加えても、問題なく使用できる強度があります。
NKジョイントリングのひっぱり試験方法
ひっぱり試験 | JIS K 6251:2004に準拠 |
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NKジョイントリングのひっぱり試験項目
試験片形状 | 250mm×φ5.6mm |
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つかみ間隔 | 50mm |
試験速度 | 100mm/min |
試験片数 | 2 |
室温 | 23℃ |
NKジョイントリングのひっぱり試験結果
結果をわかりやすくするため、二色のゴムをつないだNKジョイントリングで試験いたしました。 二色の境目(二種類のゴムの接着面)ではなく、力のかかった中央の部分で断裂しました。二色にまたがった断面からも、NKジョイントリングのつなぎ精度が高く、強いひっぱりの負荷にも耐えうることが証明されました。
試験試料 | NKジョイントリング(色違い) |
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試験項目 | ひっぱり試験(接合部) |
引張最大荷重(単位 : N) | 156 |
NKジョイントリングよくあるご質問
- 納期はどのくらいかかりますか?
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受注生産となりますので納期は約1.5ヶ月です。 特にお急ぎの時はご相談ください
- 最小ロットはありますか?
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サイズに応じて最小ロットがあります。
- 大きさに制限はありますか?
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各線径の最小内径以上であれば大きさに制限がありません。